やっぱりなんかがおかしかったんだ、昨年は。

やってみたい事がたくさんある
創ってみたい物が果てしなく散らばっている
新しい箱を開くたびたくさんの「?」が飛びだしてくる
私はそのひとつひとつつかまえて格闘し味をたしかめて飲み下し名前をつけてあるべき場所に還していく
そのくり返し
そのためのぼう大な時間
この箱を全部開けたい
―でも全部あけるには人間の一生は短すぎる
人生が400年あればいいのにと仕方のないことを考えてしまう
人ひとりの人生では開ける箱の数に限界がある
―でも一緒に戦ってくれる人がいれば・・・
羽海野ちか『ハチミツとクローバー9』14-15頁

年末年始、東京に帰ったわけでして。そして妹の書棚から引っ張り出してきた本の一つ。まあ、世間から三周ほど遅れているのはいつものことと言うことで。読み始めたのが帰阪寸前だったので、途中までしか読めずに、こっちで残りを購入&読了。話の流れとは全く関係なく、しみじみと「そうだよなぁ」と思った部分が上に引用した部分。しかし、これだけ恋だの愛だのに満ち溢れた漫画だっていうのに最も心の琴線に触れたのがこの部分、と言うところは、なんだかなぁ、というところ。。。そして、今の自分を振り返って、最初にあけた箱の中身の「?」すらまともに表現しきれていない、焦るところはない、けれどもこれ以外にも表現したいイメージは一杯ある、しかし400年は生きられない、そして一緒に戦ってくれる人などいやしない。ということで、ふむふむ、まあ無理しちゃだめってことだよねぇ、と肩から力が抜けていってくれました。まあ、最初に空けた箱との中身の「?」との格闘は今年中に終えるとして(できるのか?)、そのあとは、あけていない箱には目もくれず、ここを目標に精進を重ねていこうと。