みんなで私心なく目標に向かって一致団結、っていうのは学生の特権なんですかねぇ。

長らく放置をしてきたのはもちろんお仕事のせいです(きっぱり)。ようやくお仕事にめどが立ったかなぁ、といいながら、そのお仕事は予定では7月末に終わっていたはずだったというところに切なさがみなぎっている感じで。連載論文打ち切りの危機、ってだれも困らないですよね、そうですね。
そんななか、建築をやっている院生の妹が参加しているプロジェクト(お祭りに合わせた社会実験)で人手が足りないということで、昨日まで一週間ほど東北のほうに駆り出されてしまいました。土嚢積み(など)のボランティア。もちろん空いた時間は論文だの講義ノートだのとお仕事山積みだったので、観光なんてできませぬ(涙)。
泥だらけになりながら、腕と顔と脛あたりだけが真っ黒に焼けてしまって、体力的にはかなりきつかったわけです。しかし、同じ「研究」でも、目的も手法も全く違う分野の研究に参加できて、とても有意義でした。というよりも、楽しかった。なによりも、多くの人に楽しんでもらうっていう目的の、しかも実際に小さい子供からお年寄りまでの笑顔を見ることのできる「研究」というのうらやましかったし、このプロジェクトにかかわった地元の人が、自分にかかわるところを越えて一文の得にもならないのに自発的にプロジェクトの仕事に参加してくれて、しかも祭り直後の片づけでの土嚢回収という極めてがっかりな仕事の終わったあとでもすげ〜いい笑顔ができるっていうのも、うらやましくてたまらなかったです。もちろん、どこにでもいる口ばっかりで仕事しない奴というのも(しかもそんなやつに限って無能なくせにリーダー面する、そして全体のコミュニケーションを妨げるっていうのも)少数ながらもいやがってカチンときていたわけですが、それはどの組織でもあることでしょう。これから法律を研究していって、こんな経験をすることはあるんだろうか、なんてことを宿舎に帰って仕事しながら思ってしまいました。法律をやっていて、誰かも屈託なく笑えるようなものを創れるのかというと、、、誰か泣かないようにする、っていうのも大事だとは思うけれども。わたしは進む道があっていたのかなぁ、と思い悩んでしまいました。
とか思ったりしていましたが、ゲルマンとかで楽しく飲んでいる感じをブログなんぞで読ませていただくと、まあ、こんな世界に来たのもありかなぁという気もしてきちゃったりして。