薪の光はほとんどなく蛍光灯の光で鑑賞

歩いて10〜15分ぐらいのところにあるかなり大きなお宮さん(生國魂神社)で薪能があって、能はいつか見てみたいなぁ、と思っていたこともありふらっと初鑑賞。油断していて開演ぎりぎりに到着したら結構な人の入りで、前の人の頭の動き似合わせて自分も動かさないといけないような後の方の席でみるはめに。さらに、使われている言葉自体が古い言葉なのに加えて、節回しにもついてけないので、まったく内容をつかむことができず。また思っていた通り単調といえば単調、地味といえば地味な流れ。ということで「こりゃ4時間も持たないかなぁ、途中で出るか?」などとも思う瞬間も。けれども。ボーっと舞台全体を眺めていると、舞台上のすべての人のそれぞれのちょっとした所作が全体ときっちり調和しているように見えてきて。「やはりこれは相当に奥の深い総合芸術なんだなぁ」と思えてきてからは時間が早くなって(途中中だるみした部分はあるけれど)。笛の音・鼓の音でかなりいい心地になったこともあり、ちょっと勉強してみてからまたどこかに行ってみようかなと。