見ていて楽しくなった。

本当はこんなことしていちゃいけなかったわけです。授業の準備だの論文の校正だの無駄な学務だのがあって。そのうえ机の上に積みあがってどこから読めばいいかわからない論文コピーの束も。しかし、授業終って、しばしの逡巡のあと誘惑には勝てず。大急ぎで帰ったら、ちょうど前半5分でした。今回はいいっすよ、すぺいん。毎回裏切られ続けて、今年は時間もなく予習ができなかったら、「どうせ今年も」なんて思っていたわけですよ。しかし、見ていて気持ちが良かった。ビジャ、素晴らしいよきみは。フェルナンドトーレスも早いしうまいし。4点目は美しすぎ。でもラウルとモリエンテスのコンビを見たかった。そして、できることなら後半も11人v11人で見たかった。
そしてスペインの中盤、すごすぎ。だいたい途中出てくるのがアルベルダとセスクって何さ。ベンチにはイニエスタがいて、左レジェス、右ホアキンもいるわけっしょ。だいたいバラハが選ばれてないってどういうことさ。とここまできたけれど、試合を見ていて、もっとも驚いたのはセンナって選手。恥ずかしながら知らなかったです。ヴィジャレアルの選手だそうで。ああいうポジションをとる選手はこれまでのスペイン代表にいなかったと思うわけです。ボールをもらったらすぐに前(下?)をみてドリブルに入るタイプとか、ファーストオプションは長いパスを出すこと、って言う選手はいたわけですが、三角形を作るときにディフェンスも考えた位置取りをしつつ攻撃については長いスルーパスを出すというよりはドリブル、ミドルシュートというオプションを持っているタイプの、ゼ・ロベルトっぽい感じをうけたわけでして。パズルの最後のワンピースだと思われて。今回のスペイン、いけそうな気が。しかしオフサイドのとり方は微妙。この辺は相変わらずという気もしないでもない。ボールはキーパーががっちり抑えているのにそれでもシェフチェンコをブロックし続けるほどの気合を見せてくれたプジョルになんとかしてもらおう。
それにしても、中盤で絶対にボールを取られないでキープできる(そして周りからもそう信頼されている)シャビみたいな選手がいるっていうのがこれほど大事なことか、と言うのをしみじみと実感。日本にもそんな選手がいればなぁ。
しかし、このエントリを書くぐらいの筆のすすみ方、論文を書くときになぜできないのだろうか。