やはりぶるーなは天才。

ということで、みっふぃー展。行ってよかった。出されてみればそれ以外には考えられないと思わせるかたちを作るために、頭の中で、紙のうえで、イメージを削って磨いてやりなおしてまた削って磨いて。そうして作られた下絵にそって筆を少しずつ少しずつ動かして線をゆっくり描いていって。様々な可能性を全て考え抜いたうえで色を置いて。だから出来上がったものが輝く。やっぱりすごい。
個人的に、モンドリアン風の絵を鑑賞しているみっふぃーの絵(「みっふぃーのたのしいびじゅつかん」という絵本の中の絵だそうな)が一番のお気に入り。残念ながらポストカードもポスターもなかったけれど。
午後、研究室で自分の論文を読んで、「表現」という行為に対する才能の違いにただただ落胆。言葉も構成も自分なりに考え抜いたはずなのに、なぜこんなにごちゃごちゃがちゃがちゃしているのか。まてよ、理論のイメージをそもそも磨ききってなかったのか?というよりも、理論のイメージ自体が論理的に??などなど考えていって、さらに落胆。作ってしまったいまになってどうしようもないのだ、と自分に言い聞かせながら、封筒の口の糊づけを。