残る手形はあと一枚。

まあ、そんななかで唯一区切りがつけられたのが論文。何とか連載最終回の原稿を締め切りまでに提出完了。曲がりなりにも手形を落とせた、かなぁ。風呂敷広げるだけ広げて、結局それかよ、って言われる確率かなり高めなのですが*1
「頂上まで登ったら、せめて五合目まで降りないと」というのが指導教官のお言葉のなかで強く印象に残っている一つ。具体的な問題関心から、抽象的な理論の考察に向かっていく、というのが論文を書く際の流れの一つになるけれども、抽象的理論の考察をぐるぐる廻ってそこでとどまっておしまいというのではなく、ちゃんとその抽象的理論を、詳細なあてはめなり検討なりは後日ということにしてもいいけれど、具体的な問題に対してある程度の解釈論の枠組として示すところまではやらないといけないですよ、ということだと肝に銘じているわけなのですが。今回の論文はといえば、どの方向にどこまで降りりゃいいんだ?っていうか、そもそもまっとうに登れたのか?などなど、不安以外存在しないわけでして。とはいえそんなところで躊躇するゆとりすらなく、最終回の原稿を出した感慨もなく。まあ、所詮おいらの書いたものなんてってことで。あと一本かぁ、、、

*1:そんな突っ込みをいただけるってことは読んでいただいているってことだから喜ばしいことなわけですが。