彫塑よりも彫刻の方が美しいとおもう。

今までぼんやりとしか見えていなかった論文全体の構成というか見取り図がようやく頭の中に明確に出現。ということで、昨夜は久々にぐっすり睡眠。そして本日、本当に久々に快調に作業がすすむ。
しかも、本日の作業、書いた文章よりも、削った文章の方が圧倒的に多い。指導教官に「削れば削るほどいい論文になる」といわれたこともあり*1、また経験上(といってもしょうもない経験なんだよなぁ)からも、これまた良い傾向と思われるわけでして。
書く作業は、全体像がぼんやりとしている段階でも、関係しそうな論点を見つけ出して、先行業績読み込んで、ぼんやりとしているなりに文章化していくことは(もちろんあとあとに推敲がくりかえされることになるけれど)可能だしいろんな意味で必要なことだと思う。けれども、削る作業は、完成形に近い形をイメージできなければできない作業でしょう。ということで、この作業ができる状況になったということがかなりうれしい。といっても、イメージがひっくり返って大惨事、なんてことは心の平穏のために考えないようにすべし。
しかし、そんなところまでくるのに一文字も書けず削れずの状態が半月以上も続いたので、夏休み中に完成する確率は限りなく0に近いということにも気づいてしまう切なさ。後期も月月火水木金金講義ノート&なぞ学務&論文という魔のトライアングルのなかで自転車操業の日々を送ることになるのか、、、

*1:もちろん、削る対象となる文章をガッツリ書いておかなきゃならないのは大前提なわけですが。