酔うとどうも文章が長くなっていけない。

まあ、そんなことを考えたのも、最近ちゃんと他大学の紀要で公表されている論文をチェックするという時間がなかったなかで、自分が紀要に連載している論文の校正をしていたから。そして、そんなことを考えたから、まちがいなく私の論文を読んでくださっている方はほとんどいないだろう、という想いを持ちながらの校正作業。しかも、校正をすると、いかに自分の能力が薄っぺらいかを実感できてしまうので激しく切なくなる。しかし、締め切り時には自分の持っているイメージを自分なりに全部を出して表現しきったというのも実感できた。読まれていないことを考えると自己満足といわれるかもしれないが、それでも亀は亀なりに自分のすべてを出し切ったことが確認できる、というのはせめてもの救い。これすらなかったら論文の公表をやめたほうがいいと思う。でも、それだけじゃなくてちょっとでも社会のお役にたってはいないかなぁ。バイアスがかかるのでこの点を自分では正当に評価できない、というのはいいことなのか悪いことなのか。