「まじめにいきる」っていうのはやはり馬鹿なんでしょうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000024-san-soci&kz=soci

部活は「公務」1日2500円 大阪府教委、手当アップ
全国最高額、指導者不足歯止め
 少子化や指導者不足などで休・廃部が相次ぐ部活を活性化しようと、大阪府教委は二日、土日などに部活動を指導する教員の手当を、現行の一日千五百円(四時間以上)から全国で最高額の二千五百円(六時間以上)に引き上げる方針を決めた。「生徒のために汗を流す先生の努力に報いたい」と府教委。新年度予算案に必要経費を盛り込むとともに、関係条例の改正案を二月府議会に提出し、新年度からの実施を目指す。

≪休日返上…現場は歓迎≫

 「時給四百円以下ですからね。生徒のためというボランティア精神がなければやってられませんよ」。大阪市内の府立高校で運動部と文化部の二つの顧問を務める四十代の男性教諭はそう嘆く。「土曜か日曜どちらかは必ず“出勤”。時には二日とも休日返上することがある。家族からは冷たい目で見られてますよ」
 多くの教員は教科指導や生徒指導などで多忙を極めており、その中で顧問を引き受けているのが実情だ。府内のある中学校長は「顧問の先生が異動すると、後任探しが本当に大変。職務命令は出せませんので、子供たちのために頑張ってくれないかと切々と訴えています」と苦笑する。
 手当の増額について、男性教諭は「額の多少ではなく、自分たちの努力をわかってくれたということはありがたい」と話している。

本来は休日であるはずの土日にまで部活動の面倒をちゃんと見てくれる先生に報いるために待遇を改善するというのには異論がないどころか大賛成なのですが*1、2500円/1日という金額は、例え先生個人が金銭的な満足を得るためだけにやっているわけではない場合がある、ということを差し引いたとしても、一日休日をつぶして生徒の指導に当たることの代価として少なすぎると思うわけで。
そして、このニュースと下のニュースを比べたとき、なんだか切なくなって。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060201-00000196-kyodo-soci

宝石バッジ贈呈止めます 市議の永年祝い大阪市
 大阪市は1日までに、在籍10年以上の市議に“永年勤続”の記念として5年ごとに贈っている宝石付きのバッジを2006年度から廃止することを決めた。
 宝石バッジには市民団体から「議員厚遇」との批判が上がっていた。市秘書課は「市民からみて理解が得られるかどうかという視点で(廃止を)判断した」としている。
 市によると、宝石バッジは10、15年目がトパーズ、20年目がルビーなどと続き、1個平均約2万5000円相当。銀杯や花瓶など3万円相当の記念品や表彰状と一緒に贈呈している。2005年度は14人に贈った。
 宝石バッジは全廃するが「市政に協力してもらっているので、表彰そのものはあってもいい」(秘書課)として、10年と20年の2回に改め、記念品の贈呈を継続する。
強調は引用者

市議会議員っていうのは、市政を行うことが仕事じゃないんですか?それで給料等をもらってるんじゃないんですか?それなのに永年勤続記念で宝石をもらってたってどういうことですか?さらに「協力してもらってるので表彰そのものはあっていい」って言い草はなんなんですか?なんだか「本来もらって当然の永年勤続記念の宝石バッジを廃止してやるんだから、表彰ぐらい残したって文句はねーよな」ぐらいな態度に見えるのは私だけですか?

*1:こんなことを書いたこともあったわけですし